
無性に行きたくなった場所が"小淵沢"でした。
お別れからまだ一週間経っていなかったけれどとにかく行きたかった。
この場所に来ればきっとコパンに会える
心が癒されると思ったんですね。
新潟からがんばっても4時間はかかってしまうので
コパンにお留守番をさせて出かけることができない
私たちにとっては遠い場所でした。
もし、小淵沢に行けるとしたら
それはコパンがもうこの世にいないとき・・・何度考えたことか。
それが今なんだなあと胸にズキっときました。

こちら方面に行くとき必ず訪れる"諏訪湖SA"から
お天気はくもり
12年ぶりの小淵沢。
メイン通りはあまり変わりなく感じて少しほっとしました。
私たちにとって小淵沢といったら
真っ先に思い浮かべるのが"クラフトバン"さんと"えほん村"です。
クラフトバンさんを初めて訪れたのはいつだったか。25年ほど前かな?
大好きなクラフトバンさんへ足を一歩踏み入れると
静かで 穏やかで 優しくて
凛とした空気が漂う空間が待っています。
長い年月が経っているはずなのに
つい最近来たような錯覚、あのときのままの空間に心なごみました。
奥さまが笑顔で迎えてくれましたが伴さんの姿が見えません。
奥さまからあまりに悲しいお知らせを聞いてとても驚きました。
これまでどれだけの悲しみを乗り越えてどれほど涙してきたのでしょうか。
伴さんの意志を受け継ぎこの場所でがんばっている奥さま。
きっと伴さんはいつも奥さまのそばでずっと見守られていますね。
奥さまのご健康とお幸せを願わずにいられません。
伴さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます
クラフトバンさんの木のぬくもりのウッドクラフトは
あたたかみがあって触り心地がとてもよくてシンプルで
木のコントラストが個性的で、何か北欧に通じるものがあるので
我が家のインテリアにとてもぴったり。
奥さまの作品の十字架のオブジェに吸い込まれるように
コパンみたいなまあるいサイズをオーダーしました。
奥さまとお話ししたひとときは
私たちにとってとてもありがたくて
これからの道しるべとなって
こころの救いになりました。
えほん村

初めて訪れたとき、あまりに素敵な空間に
ここはおとぎの世界ではないかと驚いたことを今でも覚えています。

今はリニューアルしてメルヘン度がアップしましたが
リニューアル前は陰影が素敵なとても大人っぽい雰囲気でした。
テレビドラマ"すいか"のロケ地にもなって
基子が本探しに訪れた場所が"えほん村"でしたね。
あーーー!えほん村ーーー!!っと見たときはうれしくて叫びましたよ(笑)
ご覧になりたい方は第7話をご覧ください。
このころは何をするにもコパンで頭がいっぱいで
とにかくコパンを感じること、空気、雰囲気、景色、物を探し回りました。

"えほん村"はどこにいてもコパンがひょっこり出てきそうで
コパンがずっとこの地で駆け回っているといいなあと想像しながら巡りました。
メルヘンチックな空間が

子供のころにかえったような
ひとつ違う世界にいるような気がして

こころが癒される小淵沢の旅となりました